「なんれすかー、この匂いは」
「なにって。見て分からないとはやはり犬並みの頭脳しか持ち合わせていないんだね犬。可哀想に」
「なんれすとー!犬はお利口さんなんれすよーだ!」
「ちょっと犬、煩いんだけど。もっと早くウィスク回した方がいいよ
「マジですか千種隊長。もうちゃんの腕は痛くてギリギリな感じなんですけど」
「知らないよ。ていうか僕、隊長じゃないしね」
ー!お前、シカトはよくないって言ってたじゃんかよ!」
「犬、耳元で騒がないの。そこでお座りしてなさい」
「そうそう、そしたら生クリーム淹れて」
「え、いいじゃんよ・・・千種隊長のすぐ横にあんだし淹れてくれたって」
「だめだよ。自分でやらないと意味がないって言ったのはでしょ。てか隊長じゃないし」
「ねーつまんねーびょん。てかなにを作ってんれすか。おいしい匂いするんれすけど甘い匂いするんれすけど」
「これを見てもまだわたしに質問をしますか犬よ」
「うっわー!チョコじゃないれすか!食べてもいいびょん?!」
「ちょっと、。ちゃんとにやらないと溢すよ」
「あ、ごめんごめん・・・犬、コレはまだ出来てないから食べれないよ」
「えー。そうなんれすか?」
「そうだよ。まだかき混ぜている最中なんだから。しかもコレ、今度は冷やさないといけないからね。めんどくせー」
「ちょっと・・・めんどいとか言わないの。僕なんか作り方教えるためだけにに付き合ってあげてるんだから」
「アハハごめんって。いやいや千種隊長にはマジ、感謝してるって!お礼に少しあげるから、ね?」
「・・・隊長じゃないって言ってるのに」
「なんだかいい匂いがしますね」
「骸っ・・・」
「なんですか。あっからさまに嬉しそうな顔をして。かわいいですねホントに」
「この顔が嬉しそうに見えるなら眼科にいますぐに行くことを勧めるよ。いってらっしゃい」
がいってらっしゃいと僕に言ってくれるなんて嬉しいです。でもどうせなら裸エプロンで言ってほしいですね」
「ねえ、そろそろ固めちゃっていいと思う?」
「いいんじゃないの。そのくらいなら丁度いいと思うし」
「・・・骸さんシカトされてるびょん」
「違いますよ、犬。は照れているだけなんですよ。可愛いったらないですね。僕のためにチョコを作ってくれているなんて!」
「ちげーよ。これはいつもお世話になっているランチア達にあげるんですー」
、俺にはくれない・・・びょん?」
「犬にはあげるから安心して掴んでいるスカートを放せ。それ以上引っ張ったらパンツ見えるだろうが」
「もちろん僕にはありますよね。あと犬、なんで放すんですか。あとちょっとでのパンツが見えるのに」
「あると思うこと事態が勘違いも甚だしい。大体においていつも世話をさせているのは骸であってわたしは骸から徴収したいくらいだよ。つうかキモイ」
「そうですか。早く言ってくださいよ。それならばのために僕はせっせとチョコを作りますよ。いいですね男からあげるのも」
「悪かった前言撤回するよ。なにもしなくていいから平穏無事なバレンタインを過ごさせてください」


なんでもいいからそれちょーだい?
くやしいからこれ、骸にだけあげないことにしようかなホント